自転車のメンテナンスをする上で、最低限のポイントはどのようなことでしょうか?37年近く前に乗っていた通塾用の自転車では、メンテナンスどころか洗車さえしたことがありませんでした。
自転車愛に目覚めた現在、あの自転車に対して、悪かったなァなんて思いがこみ上げてきます。
今のクロスバイクにおこなっているメンテナンスの方法と実施タイミングを紹介します。自転車愛にどっぷりとつかっている人にとっては、物足りないかもしれませんが、自転車ビギナーの人の参考にとってはなれればと思います。

タイヤの空気圧調整
自転車に乗る前に必ずタイヤの空気圧調整をします。調整といっても、やることはシュコシュコと適正な空気を空気入れで入れるだけです。タイヤに適正な空気圧範囲が数字で書かれていますので、空気圧が見られる空気圧計のついた空気入れを使うと便利です。
自転車のタイヤで適正な空気圧は、タイヤサイズによって異なります。タイヤの側面を見るとPSIやBAR、kPaなどで表記されています。空気圧計のついた空気入れなら、数字を見ながら適正なレベルまで入れてやるだけなので簡単です。
適正空気圧にとってはなっていないとパンクしやすくなるので、とても重要なメンテナンスといえます。特に細めのタイヤでは結構、空気が抜けやすい感じですので、最低でも週に一回は空気圧調整をしたほうがいいとされます。

ハンドル周りのチェック
運転中にハンドルが外れるなんてことはほとんどないと思いますが、もしそうなると走行不能どころか大事故につながりかねませんね。
私は自転車に乗る前に、ガタがないかどうかをチェックします。さらにブレーキレバーのゆるみなどがないかどうかも見ておきます。
チェーンのメンテナンス
すぐに汚れが目立ってくるのはチェーンです。スムーズなギアチェンジをするためにも、乗車後、簡単に汚れをふき取って注油をします。どうしても油の影響で、ホコリやブレーキダストが付着しやすくなりますが、注油をしないと、ギアチェンジがうまくできない、はずれやすいといった問題がおこりかねません。
さらにチェーンの注油をしばらくしないと、すぐに赤サビが発生します。赤サビだらけの自転車は、ギアチェンジなどにおけるトラブルだけでなく、自転車愛の影響で感じられないかわいそうな自転車に見えてしまいます。

車体とスポークのふき取り
自転車にのったあとは、どうしてもホコリやブレーキダストなどで汚れてしまいます。私のクロスバイクは白なので、汚れがすぐにわかります。そんな汚れをふき取るだけ。
また、タイヤのスポークもかなり汚れているので、合わせてふき取っておきます。雨降りには乗らないようにしていますが、ちょっとした雨がふり、ぬれてしまうこともあります。見た目だけでなく、サビの防止という意味でもやっておいたほうがいいと思います。
スチール部分への注油
ネジやワイヤーなどの金属部分にも軽く注油しておきます。注油というよりも、油を含ませたキッチンペーパーでふき取るだけです。
私の自転車は、本体がアルミ材質で、フロントフォークがスチールです。本体はサビることはほとんどないはずですので、汚れのふき取りだけでいいと思います。
注油などには、ミシン油などでもいいという人もいるのですが、私はチェーン専用の油を使っています。やはり、注油をしたあとは、ギアチェンジがスムーズになる実感がありますよ。

自転車を楽しむ前後にこのようなメンテナンスをもすることで、トラブルもおきにくくなり、快適に自転車ライフを楽しめます。自転車愛もより深まっていきますよ。
ご訪問、ありがとうございます。自転車にメンテナンスはいらないという人もいるかもしれません。毎日、通勤通学に利用する場合、ひんぱんに自転車のメンテナンスをするのは現実的ではないのかもしれません。
でも、簡単にできることもありますので、安全で快適、長持ちにつながるメンテナンスはやっておいたほうがいいと思います。