沖縄の行事で出てくる家庭料理とウチカビ(打ち紙)

沖縄の生活

沖縄の行事で見られる家庭料理

揚げ物、豆腐、三枚肉、結び昆布

沖縄の年中行事として正月、お彼岸、シーミー(清明祭)、旧盆などがあります。それらの行事に準備される家庭料理が写真の料理です。仏壇にお供えしたあとに家族や親戚でいただきます。

以前は重箱にきれいに並べて、お餅を一緒にお供えしていたと思います。ここまで本格的に料理を作るのは、正月や旧盆という大きな行事のときになってきている家庭が多いのではないでしょうか。

料理を準備する女性たちも大変ですね。男性陣はお酒を飲んで料理を食べて…

その内容は、カステラかまぼこや紅白かまぼこ、揚げ豆腐、天ぷら、田芋、昆布、ごぼう、こんにゃく、皮付きの三枚肉の9品が基本となっていたようですが、現在ではシンプルになりつつあるようです。

仏壇にウチカビとともにお供え

なかなか普段の生活では食べる機会がありません。おじーやオバーとともに沖縄で育ったうちなーんちゅにとってはソウルフードともいえるかもしれません。ただ、行事後はしばらく揚げ物は見たくないなぁと思う人もいるかも。だいたい食べすぎます。

沖縄の行事料理とウチカビ(打ち紙)
結構な量を食べることが多いです。

行事の時期になると沖縄県内の大手スーパーなどはお供えもののセットを売り出します。その日の夕方以降になると半額セールをすることもあり、お得に行事料理のセットを手に入れられることもあります。

これだけのボリュームで半額は見逃せませんね。

沖縄独特の先祖供養 ウチカビ(打ち紙)

ウチカビ(打ち紙)をお届けする儀式

お供えもののそばにある、黄色っぽい紙はウチカビ(打ち紙)です。よく見ると丸いお金のような型が押されています。この型は鳩目銭(はとめせん)という琉球王国時代のお金の形です。琉球式の計算ではウチカビ1枚があの世では4800万円ほどになるようです。

我が家では家族4人と祖父母2人の6人で5枚のウチカビを燃やします。つまり約2億4800万円を送金、この世からあの世にいるご先祖さまたちがお金で困らないようにと仕送りする感じです。

仏壇に線香をあげ、報告や感謝のお祈りをしてから燃やすことによってあの世へ送金します。

私が子どもの頃、親父にご先祖様のためにいっぱい燃やそうと言ったのですが、親父いわく、あまりにもお金をあげすぎると贅沢しすぎて困るようになるからだめだよと教わった記憶があります。

ウチカビは沖縄の大手スーパーではどこでも買えます。もしかしてと調べてみると、なんとウチカビまでネットで手に入ります。ちょっと驚きました。

ウチカビ(打ち紙)の詳細はこちら

ソーキ汁や中身汁の思い出

かつお出汁に人参、じゃがいも、椎茸、豚肉、玉ねぎ

今回はお彼岸ということで、沖縄行事料理もシンプルに作ったようです。我が家では正月や旧盆になると写真のオードブル料理に中味汁かソーキ汁を追加します。

これがメッチャ美味いんですが、昨年の旧盆から今年の正月にかけて、コロナ対策として親戚一同が集まることはなしにしました。

その結果、料理も行事料理は無しとなりました。それでもどうしても食べたい!そんなときにはスーパーに行くとレトルトの中味汁やソーキ汁が売られています。

大きなスーパーが近くにないとしても、県外に住んでいたとしても通販を利用すればいつでも食べられますので、便利な世の中になったものです。下のレトルトパックなら仕事から帰ってきて温めるだけでかんたんに食べられます。

私が東京で仕事をしていた頃、こんな便利なものはありませんでした。これは県外に住むうちなーんちゅにとってはとてもウレシイものですね。

沖縄の行事の意味

我が家の仏壇

沖縄の年中行事として、美味しいものをたらふく食べられるという喜びもありますが、基本はご先祖様への感謝の報告がメインです。

さらに日々の忙しさの中で会う機会が少ない親戚一同が集まることによって、結びつきをより強くすることができます。

沖縄だけに関わらず、さまざまな伝統行事を継続維持していくのは大変だと思います。でも、伝統行事では人の付き合いや結びつきを強くし、さらに日々の生活に対する感謝の心を思い出させてくれる大切な機会になります。

今はなきオバーから教わった話で、仏壇にあげた線香がより赤く輝くときは、先祖がみんなの元気な姿を見て喜んでいるんだよなんて会話もありました。

沖縄の行事料理を美味しく食べながら、のんびりとおしゃべりをするゆとりって大切なものだと思います。

NIRAI-STYLEs サイトマップ

ご訪問、ありがとうございます。地域によってさまざまな行事があると思います。少しずつ、行事がシンプル化していき、どんどんその存在感が薄れてきているような気がします。なくしてはいけないものもあるような気がしました。

ソーキ汁、中味汁、てびち汁セットの詳細はこちら

タイトルとURLをコピーしました