自転車のタイヤバルブの種類と特徴

メンテナンス

ネットショップなどで購入した自転車、タイヤに空気を入れようと思ったら、手持ちの空気入れで入れられない!

このような経験をする人が結構います。私は娘たちのために16インチの折りたたみ式自転車をネットで購入しました。そのタイヤはごく一般的な感じのバルブでしたので、手持ちの空気入れで対応できました。

その後、クロスバイクを自宅近くの自転車屋さんで購入。当日は用事があったため、後日、配達してもらうことにしました。

届いた自転車のタイヤに空気を入れようとしたのですが、入らないんです。バルブのそばからむなしく空気が出ていく感じ。不良品かも…。

自転車屋さんへ自転車を押していき、店員に状況を説明し返品しようと思ったのです。ところが店員によると、タイヤのバルブにはいくつか種類があり、対応した空気入れが必要だとのこと。しかも、空気圧計がついたもののほうがいいという情報までもらいました。

そういえば、購入する際、タイヤやバルブがなんちゃらかんちゃら言っていたような気がします。ダイタイそのようなとき、後でネットで調べるからイイやなんて軽く聞き流しているのが私のショッピングスタイル…。

まぁこれで解決。解決できないことなんてないもんです。すぐに空気を入れてもらい、颯爽とサイクリニストの顔になって帰宅したのです。

タイヤバルブに種類があったなんて…。早速、調べてまとめておくことにしました。それでは、それぞれのバルブの特徴を見てみましょう。

英式バルブ(イングリッシュバルブ)

自転車の英式バルブ

自転車のタイヤバルブとして使われることの多いです。中に虫ゴムといわれる細いゴムのチューブが入っており、空気入れで空気を入れるときに虫ゴムが伸縮することでバルブが開閉するのが特徴です。

英式バルブの仕組み

ママチャリなどのシティーサイクルなどでよく使われます。英式バルブの構造から、空気圧の調整が難しくなるため、正確な空気圧は測れないため、空気入れに空気圧計は必要ないでしょう。スポーツタイプの自転車では高圧なタイヤを使用するため、英式バルブは使われない傾向にあります。

使用空気圧は300kPaです。この空気圧は適正な空気入れを使用するための目安です。

仏式バルブ(フレンチバルブ)

自転車の仏式バルブ

私が購入したクロスバイクのタイヤバルブです。英式バルブや米式バルブとは見た目がまったく違い、細長いバルブです。

空気圧の調整がかんたんにでき、高圧に耐えられる構造になっています。さらにバルブが細くなっており、軽量である点も特徴といえます。ロードバイクやクロスバイク、シクロクロス、マウンテンバイクなどのスポーツタイプの自転車でよく使われます。

仏式バルブの仕組み

スポーツタイプの自転車では走行性能をあげるためや、段差などでのパンクを防ぐためにも空気圧調整が必要です。高圧なタイヤで使われるため、空気が抜けやすいといわれます。一週間に一度は空気を入れているというサイクリニストかんたんに多いはずです。私は乗る前に空気圧調整をすると決めています。

仏式バルブに空気を入れるときに注意すべきことがあります。バルブキャップを外し、さらにその口の部分に小さなネジがついていますので、そのネジもゆるめます。そして、一回、バルブの口を上からチョイと押してやります。そのときにプシュッとタイヤの空気をほんのちょっとだけ抜いてやります。

タイヤが高圧なため、バルブの口の部分がこう着し、空気が入らないことがあるようです。その状態をリセットするための儀式と考えればイイですね。

使用空気圧は500〜900kPaです。この空気圧は適正な空気入れを使用するための目安です。

米式バルブ(アメリカンバルブ)

自転車の米式バルブ

米式バルブは自動車やバイクなどで使われるバルブとほぼ同じ構造です。バルブの中にバネが入っており、そのバネがのび縮みしてバルブの開閉を行っています。

耐久性が高いのが大きな特徴といえます。他のバルブ形式に比べると、低圧なタイヤで使われることが多く、空気の抜けも比較的少ないです。そのため、タイヤの空気を長期間、維持できるメリットがあります。

米式バルブの仕組み

米式バルブは、文字通りアメリカでの使用が多いのですが、日本の自転車で使われることはあまりありません。

使用空気圧は300〜600kPaです。この空気圧は適正な空気入れを使用するための目安です。

タイヤバルブの互換性

英式バルブ、仏式バルブ、米式バルブの互換性はありません。空気入れを選ぶ場合は、バルブ形式があったものを選ばなくてはなりません。なかには、それぞれのバルブにあわせたアダプターが付属しているものもあります。異なるタイヤバルブを持つ複数台の自転車を持っているのであれば、そちらが便利かもしれません。

さらに、不意のパンクに備えて、予備のチューブを準備するときも、もともとついているバルブと同じものを選びましょう。バルブはチューブについています。異なるバルブ形式だと、そもそもタイヤのホイールに対して適正ではないということになります。

空気圧計は必要か?

英式バルブの場合、構造上、高圧のタイヤには使われず、さらに空気圧を正しく計測することはできませんので、英式バルブに関しては、空気圧計は必要ないでしょう。

ただし、仏式バルブや米式バルブでは適正な空気圧があるため、タイヤの走行性能を上げたり、空気圧不足によるパンクの可能性を少なくするためにも、空気圧計は必要だと感じます。

空気入れの空気圧計

空気圧が低い状態で道路の段差などを走行すると、リム打ちといって、チューブが地面とリムにはさまってしまい、穴が空いてしまうことがあります。私がはじめて遭遇したパンクもこのリム打ちでした。

はじめてのパンク以来、自転車に乗る前には必ず適正な空気圧に調整するのを習慣にしています。

適正な空気圧はタイヤの横に表示されています。その空気圧の単位は、kPa、bar、psi、kgf/cm2などが使われます。単位の意味がわからなくても心配はありません。空気圧計のついた空気入れのメーター部分にそれらの単位が記載されているはずです。適正な数値になるまでシュコシュコ空気を入れるだけです。

タイヤの横に表示された適正空気圧

スポーツタイプについている仏式バルブであれば、空気圧を高めすぎた場合、バルブの口を軽く押すだけで抜くことができます。ロードバイクやクロスバイクのほとんどが仏式バルブだと思うのですが、確認はしておいたほうがイイですね。

ご訪問、ありがとうございます。適正な空気圧にすると、リム打ちなどのパンクの可能性を減らすことができるだけでなく、よりよい走行性能を楽しむことができます。自転車にとってタイヤは重要なパーツですので、しっかりと把握しておきましょう。

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